【名寄市】医療介護連携ICTは加入できる?対象者と申込の流れ

「この制度、自分には関係あるのかな」と思いながら、なんとなく読み流してしまうことはないでしょうか。名寄市が進める医療と介護の情報連携の仕組みは、じつは市内で医療や介護を受けている多くの人が対象になっています。

地域情報メディア『なよろレンズ』編集長のクウです。わたし自身、鍼灸院を営みながら市内の医療や介護の現場とつながる機会が多く、こういった連携の仕組みには早めに目を向けるようにしています。

今回は、名寄市が運用している医療介護連携ICT(ポラリスネットワーク)について、どんな仕組みで、誰に関係があって、何を確認すればよいのかを整理しました。

目次

名寄市の医療情報ネットワークとは何か

名寄市とその周辺地域では、複数の病院や診療所・薬局・介護事業所がひとつの情報ネットワークでつながっています。正式名称は「道北北部医療連携ネットワーク」、通称「ポラリスネットワーク」です。

平成25年(2013年)、名寄市立総合病院が中心となり士別・枝幸・稚内の4病院で始まったのが出発点。その後、調剤薬局や歯科医院、介護事業所まで範囲が広がり、令和6年(2024年)4月には名寄消防署救急隊も加わりました。

システムは二つの役割に分かれている

医療介護連携ICTを構成するシステムは、大きく二つです。役割が異なるので、ざっくりおさえておくと理解しやすくなります。

ID-Link(アイディーリンク)

一人の患者の処方薬・検査結果・画像・調剤記録などを、ひとつの画面でまとめて見られる仕組み。複数の医療機関に通っていても、情報が一元的に確認できます。

Team(チーム)

医療機関・介護事業所・地域包括支援センターなど多職種のスタッフが、ケア記録や連絡事項をリアルタイムで共有するための情報連携ツール。利用者を中心に関わる施設同士がつながります。

この二つは別々のシステムですが、相互にデータ連携できる設計になっています。どちらも国内で多数の自治体や医療機関に導入されている実績のあるツールです。

誰がこの仕組みの対象になるのか

名寄市内の医療機関や介護施設を利用している方が、基本的な対象です。年齢制限などの記載は公式ページにありませんが、複数の施設にかかっている方や、介護サービスを利用している方が特に関係しやすい仕組みといえます。

参加には住民側の加入の申し込みが必要です。自動的に登録される仕組みではないので、利用しているかどうか分からない場合は、かかりつけの医療機関や地域包括支援センターに確認するのが確実です。

救急隊が加わったことで何が変わったか

令和6年4月から名寄消防署救急隊が参加したことで、救急搬送時にも情報が活用できるようになっています。加入者であれば、緊急時連絡先やアレルギー情報・服薬状況などを救急隊員が参照できる状態になります。

一人暮らしの高齢の方や、複数の持病がある方には特に実感しやすい変化かもしれません。ただし、実際の運用の詳細は公式窓口への確認が必要です。

個人情報はどの範囲で共有されるのか

共有される情報の範囲は、加入者が現在通院・利用している施設に限られます。通院や利用が終了した施設は、その時点でアクセスが停止される仕組みになっています。

情報全体の管理は名寄市地域包括支援センターが事務局として行い、データは暗号化通信でやりとりされます。厚生労働省・経済産業省・総務省のガイドラインに定められた要件を満たしているとのことですが、気になる点は事前に事務局へ問い合わせるのが安心です。

加入前に確認しておきたいこと

加入を検討するときに、先に確認しておくと判断しやすい点があります。一つひとつは小さな確認ですが、後から「知らなかった」と感じないためにも早めに整理しておくと落ち着きます。

  • 自分がかかっている施設が参加施設かどうか
  • 加入の申込書はどこで入手できるか(公式サイトからダウンロード可能)
  • 共有されたくない情報がある場合は事前に相談できるか
  • 加入後に中止申請できるか(申請書の書式あり)
  • 家族が代わりに申し込む場合の手続き方法

加入申込書・加入のご案内・中止申請書などの書類は、名寄市公式サイトからダウンロードできることが確認できています。ただし書式の内容は更新されることもあるため、最新版を使うようにしてください。

参加施設のリストはどこで確認するか

自分が利用している施設がこの連携に参加しているかどうかは、加入前に確認したい点のひとつです。名寄市公式サイトの医療介護連携ICTのページに参加施設の情報が掲載されていますが、最新の状況は変わることもあります。

不明な場合は事務局(名寄市地域包括支援センター内)に電話で確認するのが確実です。窓口の電話番号は01654-3-2111(内線3261)で、公式サイトにも掲載されています。

公式サイトで確認できることと現時点での不明点

名寄市公式サイトでは、仕組みの概要・個人情報の共有範囲・加入書類のダウンロード・事務局窓口の連絡先が確認できます。加入者の登録状況や参加施設の一覧詳細については、公式サイトから直接確認できる情報に限りがあります。

確認できること要問い合わせ・要確認
仕組みの概要・目的参加施設の最新一覧
共有される個人情報の項目施設ごとの具体的な運用
加入申込書・中止申請書のDL家族代理申込の手続き詳細
事務局の連絡先加入後の情報閲覧状況の確認方法

「加入するべきかどうか」という判断は、本人や家族の状況によって変わります。記事で紹介できるのはあくまで公式情報をもとにした概要なので、個別の事情については事務局に直接聞いてみてください。

加入の流れをざっくりおさえる

住民が加入するときの基本的な手続きの流れを確認しておきます。書類の入手から申し込みまで、いくつかのステップがあります。

STEP
加入のご案内・申込書を入手する

名寄市公式サイトからダウンロードするか、地域包括支援センターや参加施設の窓口で入手します。

STEP
内容を確認して申込書に記入する

共有される情報の範囲や個人情報の取り扱いを確認してから記入します。不明な点は事前に事務局に問い合わせておくと安心です。

STEP
事務局または参加施設に申込書を提出する

提出先や提出方法の詳細は書類や公式サイトで確認してください。中止したい場合は中止申請書で手続きができます。

加入に期限は設けられていないようですが、書類の内容は更新されることがあります。手続き前に公式サイトで最新版かどうかを確認しておくと、余計な手間が省けます。

「加入するかどうか」より先に「自分の施設が参加しているか」を確かめるのが順番だと思います

気になったら今週、一度調べてみてほしい

まず今週、名寄市公式サイトの医療介護連携ICTのページを一度ひらいてみてください。参加施設のリストや加入申込書をざっと確認するだけでも、自分に関係ある仕組みかどうかが少し見えてきます。

わたし自身、患者さんが複数の病院や薬局を行き来している場面を診療の中でよく見てきました。情報が分散していることで起きる小さなすれ違いや確認の手間は、こういった仕組みで少しずつ軽くなっていく可能性があると感じています。

まず「自分は関係あるかな」と思うところから始めれば十分です。疑問があれば事務局に電話一本でも確認できます。みなさんの暮らしに合った使い方が見つかれば、それが一番いいと思っています。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

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この記事を書いた人

「なよろレンズ」編集長・クウ

名寄市在住のクウです。地域情報メディア『なよろレンズ』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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